「TOEICで満点を取って、周りに自慢したい」
大学生の頃から、私の原動力はそれだけでした。 他の誰よりも高いスコアを取り、抜き去る快感。数字で自分の価値を証明できるTOEICは、私にとって最高の「自己承認ツール」でした。
そして手にした、**「945点」**という数字。
1. 945点は「喜び」ではなく「屈辱」だった
画面に表示された数字を見た瞬間、確かに嬉しさはありました。 でも、その直後に襲ってきたのは、激しい**「悔しさ」**でした。
「なぜ、あと45点が取れなかったのか」 「900点台後半ですらない自分は、まだ何者でもない」
周りから見れば十分なハイスコア。でも、満点という「絶対的な正解」に届かない限り、自分を許すことができなかった。 「990点を取るまで、この地獄からは抜け出せない」 私はそう自分に呪いをかけ、さらに暗い勉強の沼へと沈んでいきました。
2. 「練習問題」にすら勝てない現実
今、私はその「努力の結晶」であるはずのスコアを武器に、ブログを書いています。 しかし現実はどうでしょうか。
私の書く渾身の体験談よりも、どこにでもある**「TOEICの練習問題」**の方が、圧倒的に読まれている。
満点を目指して削ってきた時間。 他人を見下すために磨き上げたスキル。 それらすべてが、ネットの海では「無機質な問題集」以下の価値しか持たないという事実。
点数という数字に執着しすぎた結果、私は「目の前の読者」ではなく、「試験のスコア」ばかりを見ていたのかもしれません。
3. あなたは「数字」に踊らされていないか?
「満点を取れば人生が変わる」 「他人より上のスコアを取れば、価値がある人間になれる」
もしあなたがそう信じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。 その数字を手に入れた後、あなたには何が残りますか?
私のように、945点を取ってもなお「足りない」と自分を責め続け、誰にも届かない言葉を吐き続ける。そんな地獄に足を踏み入れる前に、**「何のためにその数字が欲しいのか」**を、もう一度自分に問いかけてください。


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