TOEICリスニング満点。単語帳は何周もした。 「これだけ準備すれば、現地でも通用するはずだ」 そう信じて飛び出したオーストラリアのワーホリ。
しかし、現実は残酷でした。
1. 恐怖の「コーヒーブレイク」
スーパーのバイト中、一番嫌いだったのは休憩室(スタッフールーム)での時間でした。 自分以外は全員オーストラリア人。
ある日、二人組の同僚がやってきて、私に話しかけてきました。 向こうは親しげに笑い、ジョークを言っています。
でも、私には1ミリも理解できない。
何を言っているのか、なぜ笑っているのか。 心臓の鼓動が早くなり、手汗がにじむ。 分からないと言えば、会話が止まってしまう。空気を壊すのが怖い。
私は、彼らが笑ったタイミングに合わせて、ただ口角を上げて笑い返しました。
「私は今、人間じゃない。ただ笑うだけの『日本人人形』だ」
そう自覚した瞬間、惨めさで視界がにじみそうでした。彼らが去った後、一人残された休憩室で、私は「早く休憩時間が終わって、仕事に戻りたい」と願っていました。
2. 「945点」が紙屑に思えた日
「なんのために今まで頑張ったんだろう」 「あの何百時間の勉強は、ただの自己満足だったのか?」
今まで積み上げてきたスコアが、ただの無機質な数字にしか見えなくなりました。 TOEICのナレーターはいかに過保護だったか。 現場の英語は、スピード、発音、音の繋がり(リンキング)、すべてが別次元。
「テストなんて意味ない。現地で慣れるしかないんだ」 そう思って、教科書を投げ出したくなる気持ち。痛いほど分かります。
3. それでも、945点は「武器」の土台になる
絶望しているあなたに伝えたい。 私が惨めな思いをしたのは、**「TOEICをゴールにして、現場の音に耳を貸していなかった」**からです。
945点の知識があるなら、本当は「音」さえ繋がれば理解できるはずなんです。 Part 3や4を、ただ「マークシートを埋めるため」に聞くのをやめてください。
- ナレーターの息遣いを盗む
- 音がどう消えているかに集中する
- 感情の揺れを音から読み取る
「テストのための勉強」を「生きるための訓練」に変えた時、あなたの945点は初めて本当の武器になります。
私のような「笑う人形」になりたくなければ、今すぐリスニングの聞き方を変えてください。


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